暮らしのヒントtips

目次

１．木材・真鍮・レザーの取り入れ方

２．くすみカラーが空間に与える印象

３．色×素材の組み合わせテクニック

４．失敗しないコーディネート事例

木材・真鍮・レザーを使って、ヴィンテージ感をアップ！

ヴィンテージ風 家具って聞くと、なんだか難しそうに感じるかもしれませんよね。でも大丈夫、あなたのお部屋にも簡単に“あの味わい”をプラスできます。実は、木材・真鍮・レザー、この3つの素材をバランスよく取り入れるだけで、空間の雰囲気がぐっと変わるんです。

それぞれの素材がもつ魅力を活かすことで、おしゃれなのに肩ひじ張らない、居心地のいいお部屋に仕上がりますよ。

木材は“ちょっと古い”くらいがちょうどいい

まずはヴィンテージの主役ともいえる「木材」から。新しい木材よりも、ちょっとくすんだ色味や木目の強いものが、圧倒的に味わい深く見えます。あなたが選ぶときは、オークやウォールナットといった、しっかりとした木目のある素材をチェックしてみてください。

ダイニングテーブルやサイドボード、あるいは小さなスツールでもOK。木の家具をひとつ置くだけで、空間に温もりが加わり、どこか懐かしい落ち着きを感じられるはずです。

もし本物のヴィンテージ家具を探すのが難しいなら、エイジング加工された新品を選ぶのもひとつの方法。見た目はレトロ、中身は新品なので扱いやすくておすすめです。

真鍮の輝きでちょっぴりクラシックな雰囲気に

木の温もりにプラスしたいのが、金属の中でも特に「真鍮（しんちゅう）」。使い込むほどにくすみが出て、ピカピカではない“あの感じ”がヴィンテージ風 家具にぴったりなんです。

たとえば、ランプの支柱や引き出しの取っ手、時計のフレームなど、あえて小さなパーツに真鍮を選ぶことで、上品さがグッと増します。

しかも真鍮は、木材やレザーと相性抜群。素材同士の温度感が似ているので、自然とまとまりのあるコーディネートになりますよ。

ちょっとしたDIYで、家具の取っ手を真鍮製に交換するのも楽しいアイデア。気軽に取り入れられるので、インテリア初心者さんにもおすすめです。

レザーの存在感が、空間に深みを与える

最後はレザー。これをうまく取り入れると、ぐっと大人っぽくて上質な雰囲気になります。特に、経年変化で味が出る「本革」を選ぶと、使うほどに表情が豊かになるので長く楽しめます。

ソファやチェアの座面、クッションカバーやスツールのアクセントとしても使えます。ダークブラウンやキャメルなど、少し落ち着いたカラーを選ぶのがコツ。これだけで、部屋がまるで海外のアンティークショップのような印象になります。

もちろん、本革はちょっと高価なので、合皮（フェイクレザー）でも十分◎。最近のフェイクレザーは質感もリアルで、お手入れも簡単なので、忙しい人にもぴったりです。

3つの素材を組み合わせると、魔法がかかる

さて、ここまで木材・真鍮・レザーと紹介してきましたが、いちばん大切なのは「組み合わせ」。たとえば、木製のチェアにレザーのクッション、真鍮のランプがあれば、それだけでヴィンテージ風の空間が完成します。

あなたの部屋の一角から、少しずつ素材を足していくだけで、無理なくおしゃれに変わっていきますよ。無理に全部揃える必要はなく、ひとつずつゆっくり揃えていくのがポイントです。

素材の経年変化を楽しみながら、時間とともに深まっていく“味”こそ、ヴィンテージ風 家具の最大の魅力。買ったその日よりも、数年後のほうがずっと素敵に感じられるかもしれませんね。

くすみカラーで、空間に“余裕”をつくろう

あなたのお部屋、どんな色がメインですか？もし白やグレー、黒など無難な色ばかりなら、ぜひ「くすみカラー」を取り入れてみてください。

くすみカラーとは、ちょっとグレイッシュで落ち着いた色味のこと。原色ほど主張せず、でもちゃんと“色”を感じられる、今とっても人気の色なんです。ヴィンテージ風 家具とも相性が良く、お部屋全体を優しく、そしておしゃれに見せてくれます。

派手じゃないのに、空間にしっかりと個性を与えてくれるこのくすみカラー。今回は、そんなくすみカラーが空間にもたらす効果や取り入れ方を、わかりやすく紹介します！

目に優しく、心を落ち着かせてくれる魔法の色

くすみカラーが持つ最大の魅力は、なんといっても“やさしさ”。パキッとした色に比べて視覚への刺激が少なく、自然と心が落ち着くんです。

たとえば、くすんだブルーやグリーンを壁やカーテンに使うと、まるで森の中にいるような、そんな安心感が生まれます。疲れて帰ってきたあなたを、そっと包み込んでくれるような、そんな空間になりますよ。

これはヴィンテージ風 家具と組み合わせたときにも絶大な効果を発揮します。木の温かみ、真鍮の控えめな輝き、そしてくすみカラーのやさしい色味。この3つが合わさると、まるでヨーロッパの小さなアパルトマンのような、映画に出てきそうな空間が生まれるんです。

トーンをそろえるだけで、お部屋がまとまって見える

「色を使うとごちゃごちゃしそう…」と思っていませんか？でも大丈夫、くすみカラーならそんな心配もいりません。

くすみカラーはどれもトーンが似ているので、複数の色を使っても空間がうるさくなりません。たとえば、くすんだピンクのソファに、くすみグリーンのラグを合わせるだけで、おしゃれでまとまりのある空間に。

この時、ヴィンテージ風 家具を合わせれば、さらにセンスアップ。色同士が喧嘩せず、でもひとつひとつが引き立つような、ちょうどいいバランスに仕上がります。

もし悩んだら、「自然の色」を意識してみてください。木の茶色、葉っぱのグリーン、土のベージュ…。これらに近いくすみカラーは、どんな空間にもスッと馴染みますよ。

くすみカラー×素材の合わせ技がカギ

くすみカラーを取り入れるとき、ぜひ意識してほしいのが「素材との組み合わせ」。色だけでなく、どんな素材にその色が乗っているかによって、印象がぐっと変わります。

たとえば、マットな質感のリネンやコットン素材にくすみカラーが加わると、柔らかくナチュラルな雰囲気になります。逆に、ベロアやスエードなど少し光沢のある素材を使うと、上品さが出て大人っぽく仕上がります。

そして、忘れてはいけないのが家具とのバランス。ヴィンテージ風 家具の落ち着いた木の質感には、ややグレイッシュな色味がぴったり合います。チェアの張地をくすみカラーのレザーにしてみたり、クッションやブランケットで少し色を加えてみたり、そんなちょっとした工夫でグッと印象が変わりますよ。

小物から始める“くすみカラーライフ”

「いきなり壁を塗ったり、家具を変えたりはハードル高い…」というあなた、大丈夫です！まずは小物からくすみカラーを取り入れてみましょう。

たとえば、くすみブルーの花瓶や、くすみピンクのキャンドル、グレイッシュなクッションカバーなど、小さなアイテムを変えるだけで、お部屋の空気がふんわり変わります。

気に入ったら、次はカーテンやラグ、チェアの張り替えなどにもチャレンジ。少しずつ空間全体を“くすみカラー化”していけば、いつの間にかあなたの理想のお部屋が出来上がっているかもしれません。

ヴィンテージ風 家具を持っているなら、くすみカラーでそれを引き立ててみてください。逆に、家具がシンプルな場合でも、くすみカラーでヴィンテージな雰囲気を演出できますよ。

色と素材をかけ合わせて、ワンランク上のおしゃれ空間に

お部屋の模様替えを考えるとき、つい「色ばかり」気にしていませんか？実は、“素材”も一緒に考えることで、ぐっとおしゃれな空間がつくれるんです。色と素材の組み合わせは、言わばインテリアの“かけ算”。ちょっとしたコツを知るだけで、プロっぽい雰囲気に早変わりしますよ。

特に、ヴィンテージ風 家具を取り入れているなら、その家具の魅力をより引き立てる“色×素材”の組み合わせテクニックがとても重要。この記事では、初心者でも今日から使えるポイントを、やさしく解説していきます！

色の「質感」を意識すると、空間が一気に垢抜ける

色には“質感”があります。ただのグリーンでも、ツヤがあるのか、マットなのかで印象は大きく変わるんです。たとえば、マットなダークグリーンは落ち着いた雰囲気を演出し、ヴィンテージ風 家具の重厚感とよく合います。

逆に、同じグリーンでも光沢のある素材を選ぶと、どこかモダンで洗練された印象に。つまり、色そのものだけでなく、「どんな素材に乗っている色なのか」がとても大事なんですね。

あなたが次に選ぶクッションやラグ、カーテンなど、色だけでなく“触ったときの感触”もチェックしてみてください。それだけで、空間の完成度がグッと上がりますよ！

異素材ミックスで“こなれ感”を演出しよう

お部屋に深みを出したいなら、異素材ミックスは欠かせません。たとえば、木材×リネン、レザー×アイアン、真鍮×コットンなど、それぞれ質感の違う素材を組み合わせると、空間に“リズム”が生まれるんです。

ここで重要なのが、「色のトーンをそろえる」こと。異素材でも同じトーンの色で統一すると、バラバラに見えず、ちゃんと計算された印象になります。くすんだグレーのリネンソファに、ダークブラウンのレザークッション。そこにヴィンテージ風 家具の木製サイドテーブルを加えれば、まるでセレクトショップのようなおしゃれ空間が完成します。

あなたもぜひ、異なる素材の家具や小物を組み合わせて、ただの“色合わせ”ではない、奥行きのあるインテリアを楽しんでみてくださいね。

やわらか素材 × やさしい色で安心感をプラス

インテリアに“居心地のよさ”を求めるなら、やわらかい素材と、淡くて優しい色を組み合わせてみましょう。たとえば、ベージュのコットンブランケットや、くすみピンクのリネンクッションなど。これらは見た目にも触り心地にも安心感があって、リラックスできる空間づくりに最適です。

この組み合わせは、ヴィンテージ風 家具の落ち着いた雰囲気を崩すことなく、空間全体をふんわりと包んでくれます。木のテーブルや革のチェアに、あえて柔らかい素材をプラスすることで、硬さとやさしさのバランスがちょうどよくなりますよ。

やわらか素材は見た目も軽やかなので、空間に“抜け感”をつくりたいときにもぴったりです。

素材ごとの“色映え”を理解しよう

同じ色でも、素材によって見え方が変わることをご存知ですか？たとえば、ネイビーのベルベットソファは高級感が出ますが、ネイビーのコットンソファだともっとカジュアルで親しみやすい印象に。

これは照明の当たり方や、素材が光をどう反射するかによって決まるんです。つまり、あなたが選ぶ素材によって、“色そのものの印象”まで変わってしまうということ。

だからこそ、色だけで判断せず、「この素材にこの色が乗ったら、どう見える？」とイメージすることが大切。ヴィンテージ風 家具は基本的に木や革といった自然素材が多いので、それに映える色味や質感を意識すると、お部屋がぐっとまとまりやすくなりますよ。

失敗しないコーディネートって？そのヒントは“足しすぎない”こと！

「おしゃれな部屋にしたい！」と思ってあれもこれも詰め込みすぎると、かえってごちゃついて見えがちですよね。実は、失敗しないコーディネートのコツは“引き算”。使う色や素材、家具の数を少し控えめにするだけで、グッとまとまった空間になるんです。

特に、ヴィンテージ風 家具のように存在感のあるアイテムを使うときは、まわりをシンプルに整えることが成功のカギ。このセクションでは、初心者でもすぐにマネできる“失敗しないコーディネート事例”をいくつか紹介していきます！

【事例①】木×アイアンのシンプル男前スタイル

まずご紹介したいのが、木とアイアンをベースにしたヴィンテージ風の男前インテリア。これ、初心者でも失敗しにくい組み合わせなんです。たとえば、木製のダイニングテーブルにアイアン脚のチェアを合わせるだけで、雰囲気が一気にキマります。

ポイントは、カラーを3色以内に抑えること。ウォールナット系のブラウン、マットブラック、アイボリーなど、落ち着いた色だけにすると、ごちゃつかずに統一感が出ます。

さらに、真鍮のペンダントライトを吊るせば、照明でもヴィンテージ感をプラス。全体的に暗くなりすぎないように、観葉植物を少し添えるとバランスが取れますよ。

【事例②】くすみカラーでつくるやさしい北欧ヴィンテージ

「男前スタイルはちょっと重たいかも…」という方には、くすみカラーを使った北欧ミックスヴィンテージがおすすめ。ここではヴィンテージ風 家具に、やさしい色味のテキスタイルを合わせることで、空間全体にぬくもりが生まれます。

たとえば、ナチュラルな木製のテレビボードに、くすみグリーンのラグや、ベージュのリネンカーテン。これだけで、一気にやわらかく、リラックス感のある空間に仕上がります。

ソファはレザーよりも、ファブリック素材で。色はグレーやミルクティーベージュなど、やさしい色を選ぶと家具との相性も◎。主張しすぎないのに、ちゃんとおしゃれ感が出るのがポイントです。

【事例③】狭い部屋でも成功する“抜け感”テクニック

「うちはワンルームだから、おしゃれな家具を置くと圧迫感が…」という声もよく聞きます。でも安心してください！抜け感を意識すれば、狭い部屋でもヴィンテージ風 家具を素敵に取り入れることができます。

おすすめは、脚が細くて抜け感のある家具を選ぶこと。たとえば、細めのアイアン脚のローテーブルや、オープンタイプのシェルフなど。見た目が軽やかなので、部屋全体に広がりが生まれます。

さらに、壁面収納をうまく使えば、床に物が散らからず、スッキリ見せることができます。ラグは濃い色よりも明るめのベージュやグレージュで、空間に明るさと広さをプラスしましょう。

【事例④】ヴィンテージ＋和のミックスで“抜けすぎない”落ち着き感

実は、ヴィンテージ風 家具と和テイストの組み合わせも相性抜群なんです。どちらも自然素材を活かしたアイテムが多いので、空間全体に調和が生まれやすいんですね。

たとえば、畳や木製の建具がある空間に、オーク材のローボードを置いてみたり。そこに和紙照明や、ざっくり織られた麻のカーテンを合わせると、「懐かしいのに新しい」不思議なバランスの空間が完成します。

ポイントは、どちらか一方を主張させすぎないこと。和の静けさと、ヴィンテージの重厚感を“半分ずつ”取り入れるイメージでまとめてみましょう。